敷地は海岸から歩いてわずか5分。西側には披露山の小高い丘も一望できる住宅街の中にあります。海辺らしいおおらかな雰囲気が感じられ、海から水着のままで帰ってきたり、テラスで裸で日光浴をしたり、そのようなライフスタイルが似合う場所です。
したがって、室内だけではなく外部空間も最大限に活用し、海辺の開放性を生かした特徴的な空間を持つ住宅にしたいと考えました。省エネ性が重視される時代となり、外部との関わりを絶った閉じた住宅が増える中、温暖地であることの特性を生かし、「外部で過ごす」あるいは「外部とつながって過ごす」ことを積極的に捉えた住宅です。
披露山を目前に眺める開放的な屋上テラス、2階リビングと一体感のあるテラス、ルーバーによって大きく囲われた庭、デッキにつながる浴室、玄関とつながった土間等、外部空間の心地よさと楽しさが感じられる空間を随所にちりばめています。
緑の山を目前に眺める屋上段々テラス。左手奥には海が見える。
リビングダイニングからテラスを見る。
傾斜天井の上は屋上テラス。右はワークスペース
いっぱいありますが・・ウチ、ソト、全方位にのびのびしてるところ。それでいてカーテンなくても全裸でいられるところ。家に肌感があるところ。無垢の木+漆喰ってイイです。湿度で不快を感じたことがない。
断熱は冬に効く、と感じました。仕切りが少ないので寒いのでは、と思っていましたが全然暖かい。ただ、冬の浴室はちょっと寒いです。