弊社で設計監理させていただておりました神奈川県綾瀬市のO邸、令和4年12月15日 無事完成することができました。
リビングに面した中庭のある瀟洒(しょうしゃ)な平屋建て住宅です。(令和4年の住宅竣工物件は O邸で3棟目となりました)
中庭を中心とした回遊動線に特徴があり、LDKの延長のような外部空間(中庭)はセカンドリビングのようなイメージで計画させていただきました。
カーテンレスでプライバシーのある中庭は、光や風、移ろい行く季節の変化を日常に感じることができます。
2022年 木造建築の分野では、コロナ禍によるウッドショック問題に続き、ロシアによるウクライナ侵攻では、特定木材の輸入禁止、原材料や原油価格を発端とした急激な物価高騰、円安・・・予想のつかない展開がありました。
このような中、設計及び建設工事に携わる機会をいただき大変感謝しております。
共通の知人を通じお声がけいただきました。はじめに、所有地である市街化調整区域に、住宅が建設可能かどうかというご相談でした。この点で、早期に神奈川県土木事務所へ開発許可の事前審査を行なう必要があり、また接道位置に水路橋を計画する必要などから綾瀬市農業振興課への事前相談等が必要でした。この過程で計画図面が必要となり建築計画のご提案をさせていただく流れとなりました。ヒアリングでは、明るく無駄のない住戸計画をご要望されていました。また 建物本体工事の他、既存家屋の解体、擁壁水路橋工事などの付帯工事費について特に気にされていました。
計画地は市街化調整区域であり、周辺は田園の広がる比較的環境の良いエリアです。立地特性から平屋建て案をご提案させていただきました。境界の無い、田園へ連続感のある開放的な敷地に対し、囲われた庭のある提案とさせていただきました。プライバシーを外壁で確保するようなイメージです。この点は、初期段階からヒアリング等でアイデアの共有ができていたと思います。住まいに対する価値や、機能的なイメージが、数年前から変化しつつあるように感じています。在宅勤務や子育て、様々なシュチュエーションで、プライベートな屋外空間の需要が、特に弊社の計画では多くなってきました。守られつつ開放感があり、また生活の一部にリビングやダイニングの延長として光や風を感じる屋外空間のある理想的な住まいです。計画ではウッドショックの影響を大きく受けました。開発許可関係の審査期間をはじめ、コスト調整・計画内容の見直しなどコロナ禍になり、何かと時間のかかる場面が多くありました。様々な試練を経て無事完成となりました。引渡し時の現場確認では、お子様が中庭を走りまわる様子を見て安堵した記憶があります。このような時期に、プロジェクに携わる機会をいただき大変ありがたく感じております。
ツツジの美しい花が咲く自然環境の良い環境。小さなお子様が大きな声を出したり、走り回っても近隣に心配のない静かで落ち着いた中で、機能的なキッチンや生活に無理のない回遊性をもたせた、住む人にやさしい住宅設計を目指しました。
パッシブデザインの設計手法を用い、太陽の光や熱、風などの自然エネルギーを活用して、快適な住空間を設計でデザインしました。中庭と外から自然光を取り入れ四季を通じて明るい室内です。
家の中全てを明るくし、なおかつプライベートな庭を確保する中庭のある家は、人の目を気にせずに安心してくつろげる、そして目の届く範囲で小さなお子さんを安全に遊ばせることができます。 落ち着いた色合いの天然木ウッドデッキに木製下見張りの外壁でナチュラルな雰囲気を作り出しています。
子ども部屋は将来的には分割できるよう設計計画しました。 今現在のライフスタイルから変化させることができるよう先々のことまで考えてプランニングされています。
天然木タモ集成材で造作家具を作りコストダウンしました。棚はあえて扉をつけずに物がわかるようにしています。
夕景が美しいキッチン 写真、キッチンの奥にはパントリーがあり、その奥は玄関です。帰宅してからの家事動線がスムーズになっています。
プライバシーの保たれたセンターコートが家の中心にあります。ここは、視線が気にならない、カーテンのいらない空間です。住戸全体が壁となり、プライバシーを守りながら、奥行きのある住空間に採光・通風を促します。設計では、セカンドリビングとして生活シーンに豊かな空間イメージが生まれる事を想定しました。子供たちの遊び場であり、リビングの一部であるようなイメージです・・・構造上、壁量を補う壁面には、レッドシダーの下見張りを施工させていただきました。ナチュラルで印象的なイメージが出てきました!
玄関の三角形状の庇がファサードのアクセントになりそうです。当初、鋼製庇を計画していましたが、鋼材の価格高騰の影響で、立体的な木庇にデザイン変更を行いました。中庭型平屋建て住宅です。 玄関軒庇は当初 スチール庇で進めていましたが、鋼材価格の関係で、木造躯体が外壁と一体化した三角形状の庇に設計変更を行いました。 状況に応じ、タイミングが合い、またクライントのO様の理解があり実現しました。軒裏は木質系サイディングで行いました。ブラウン系下見張りの外壁との対比で、温か味のあるイメージが生まれてきました。
直線を活かし、奥行きのある設計デザインです。シンプル美しさと機能美を兼ね備えています。
計画ではウッドショックの影響を大きく受けました。開発許可関係の審査期間をはじめ、コスト調整・計画内容の見直しなどコロナ禍になり、何かと時間のかかる場面が多くありました。敷地が水路に面している関係で、擁壁・水路橋工事、続いて浄化槽設置、地盤改良工事を進めて参りました。 様々な試練を経て無事完成となりました。引渡し時の現場確認では、お子様が中庭を走りまわる様子を見て安堵した記憶があります。このような時期に、プロジェクに携わる機会をいただき大変ありがたく感じております。
ゴリ押ししてくるようなトークもなく、質問には納得できる答えを貰えるので、安心して打ち合わせを重ねていくことが出来ました。
知人より本井さんを紹介して頂きました。
何度か話を聞いたりホームページを拝見したところ、私達が建てたいと思っていた家とマッチしたためお願いしようと決めました。
初めに細かく希望を聞かれ(いくつか他のメーカーでもカウンセリングから間取りを考えてもらったこともありましたが、その中でもダントツ細かかったように思います)、間取りを考えて頂きました。希望を充分に聞いてもらったからか、初めて間取りを見た時は今まで考えていた間取りと全然違うように見えた部分も、周りの環境や私達のライフスタイルにとても合っていました。
ゴリ押ししてくるようなトークもなく、質問には納得できる答えを貰えるので、安心して打ち合わせを重ねていくことが出来ました。
コロナやウクライナ侵攻の影響で、資材が今まで通りに確保できなかったり価格が高騰したりとハプニングはありましたが、限りのある中で色々な提案をして頂きました。
工事に入ってからも、納期のズレや台風や梅雨の影響でなかなか進まないこともありましたが、引き渡し日はほとんど変更しないよう調整して下さいました。
毎日のように足を運んでくれ、打ち合わせで聞き忘れたことや追加でお願いしたいことなどもお会いした時にサッと対応してくれ、心強かったです。
住んでみた感想としては、とっっても快適です!平屋なので暗かったり、リビングにドアがないのでエアコンが効きづらかったりするのでは…と不安がありましたが
家の中央にある中庭がいい働きをしてくれとても明るいですし、エアコンもよく効き暖かいです。
まだまだ寒いので中庭の活用は出来ていませんが、これからここで色々なことを楽しみたいと思っています。
特にこういうのがいい、というものは提示せず、提案された物に決めた部分(洗面台やキッチン後ろのカウンター、中庭の外壁など)は、これにしてもらって良かった!と思えるものばかりです。
しつこく拘る部分にも納得できる対応をして頂き、適当に考えていた部分は本井さんのセンスの良さでフォローして頂いたので、大満足の家づくりが出来ました。
本当に、ありがとうございました。