市街地を一望することができる、山の上にある敷地に建つお住まいです。
生活の中心の場であるLDKスペースを２階に配置し、山に自生している雑木や、眼下に広がる街を眺めながら、食事や団欒の時間を楽しむことができます。２階は屋根の骨組みをそのまま現しにして、一枚の寄棟屋根の形状を感じられる空間になっています。リビングとダイニングは２段分のスキップフロアで緩やかに領域を分け、ダイニングでは椅子の生活を、リビングではソファと座の生活を、気分に合わせた居場所があります。屋根勾配の気積を利用したロフト空間もあり、床にはタタミを敷いて、ひとりで落ち着いたり、昼寝も気持ちよくできるスペースもあります。立体的に楽しい居場所が沢山あるお住まいが「井上の家」です。
・眺望を活かした立地条件を楽しめる間取りにしたい。
・防犯上も安心して生活できる住まいにしたい。
・軒の出が深い、大きな屋根のある住まいにしたい。
・ひとりで落ち着ける屋根裏部屋のような小さなスペースが欲しい。
全面道路から見た建物外観と、眼下には市街地が広がる。
深い軒下空間のある変形した寄棟の一枚屋根をもつ建物外観と、玄関土間スペース。
１階の階段と廊下廻りの様子。床と天井は杉板貼りで天井高も低めに抑えている。
上下階を繋ぐ階段スペース。上がった先にはダイニングに抜けるトンネルがある。
ダイニングの方から光が差し込むトンネルには、壁の片側に隠し収納もある。
トンネルを抜けると、眺望の良いダイニングスペースが広がる。
窓際のダイニングスペースと、スキップフロアで上がったリビングスペース。
２階のLDKは、一枚屋根の架構の美しさと、天井が繋がることで広がりを感じる。
背面収納やパントリーも充実していて、家事動線も良いキッチンスペース。
キッチンスペースの奥には、ロフトへと繋がる収納階段がある。ロフトの床は一部がタタミ敷き。
