大きな屋根と、庭の緑に包まれた、床面積26坪程の小さなお住まいです。
1階の中央には、家族が集まって団欒する生活の中心の居場所であるカーペット敷きの「茶の間」があり、その廻りには1段上がったスキップフロアの広縁があります。
2階は、小屋裏部屋のような寝間と、上部から光が注ぐスタディスペースがあります。
この建物は、1台のエアコンで全館空調しており、一年中どこにいても快適に過ごすことが出来るお住まいです。
縄文時代の竪穴式住居をお手本にして、地熱や自然風などの自然エネルギーも活用した、現代の竪穴式住居がこの「薬師田の住居」です。
前面道路から見た、庭と建物外観。屋根の頂部にある、明かり採りの小窓が印象的で可愛らしく目を惹く。
玄関廻りの深い軒下空間と、地元産の石を使った石敷きアプローチ。
起伏のある地形に、多種の植物が植えられた雑木の庭に包まれた中に、住まいが溶け込んでいる。
東側には、バーベキューなども楽しめる「石のテラス」があり、室内とも繋がる心地のよい居場所がある。
玄関の扉を開けると同時に、視界の先に広がる内部空間の様子。大屋根が内部と外部の一体感を強く感じさせてくれる。
玄関脇にある下足収納を抜けた先には、暮らしの中心の場である「茶の間」に通じる。
「茶の間」はカーペット敷きの座の空間で、竪穴式住居の中のような包まれる安堵感が居心地良い。
外周部にL字で配置されている広縁は、奥に進むと階段へと変化してゆく。床は凸凹で足の裏が気持ちいい。
階段の途中にある「上がりの間」と、2階の寝室である「寝間」の様子。
2階の中央には、上部にある塔屋から光が降り注ぐ、子供が勉強するスタディスペースがあります。