ごく普通の住宅が、「箱階段+障子+古材」と隠れた既存の魅力+αで変身したリノベーションです。
中古住宅を購入、リノベーションのご依頼でした。住宅購入前に施主と一緒に既存住宅の内見をし、良いところ、懸念点などをアドバイスさせて貰いました。既存の住宅に引き算と足し算をすることで、見えていなかった個性を引き出せないかな?と意識して設計をしました。また、ユニークで魅力的な施主らしい家が形になる様心掛けました。
「ロフトがつなぐ、抜け感と開放感」
小屋裏収納の壁と床(2階天井)一部を撤去し、開放的なロフトをつくりました。リビングの吹抜けと一体になった解放感のある吹抜け空間となりました。
「箱階段」
ロフトに上がる階段を収納と一体にした箱階段で制作しています。古き良き和の要素を取り入れました。
「和室を小さく、土間スペースを大きく」
6畳の和室を3畳に減築。その分土間スペースとして、自転車置いたり、作業ができるスペースにしました。3畳和室は小さいゆえの居心地の良さが抜群です。
「ジャパンディと既存古材の魅力」
障子を組み、天井の中にある古材を見せ、明るく・温もりがあり・機能的なライフスタイルのジャパンディな家
京都にお住まいの施主が、東京に移転するにあたって、中古住宅を購入、リノベーションのご依頼でした。住宅購入前に施主と一緒に既存住宅の内見をし、良いところ、懸念点などをアドバイスさせて貰いました。
つくりはしっかりしている既存住宅ですが、ちょっと無個性。写真で見ていた小木野さんの設計事例が気に入っているので、小木野さんらしい設計をして欲しいと言って戴きました。一般的なマンションの様な表層的な家では無く、素材感のしっかりした家にしたい。リモートワークのスペースが欲しい。自転車を家に入れたい。京都で見られる様な箱階段が好き。オープンなキッチンが好き。明るい家が良い。小屋裏収納をどう使うのか?ダウンライトなど輝度の高い照明器具を使わない照明計画をしてほしい。
既存の住宅に引き算と足し算をすることで、見えていなかった個性を引き出せないかな?と意識して設計をしました。また、ユニークで魅力的な施主らしい家が形になる様心掛けました。
「ロフトがつなぐ、抜け感と開放感」
天井裏に隠されていた小屋裏収納部分の、壁・天井をとりさり吹抜けにつながる、ロフトにする事で、リビングから視線の抜け感のある伸びやかな家に設計しました。ロフトの床を一部無くす事で、下のリビングから上のロフトに光が上がり明るいロフト空間になっています。
「箱階段」
箱階段が好きという施主の想いに答えて、箱階段がリビングとロフトを繋いでいます。
古い箱階段を模して作っても、侘び感は出ないですが、箱階段らしい意匠にしたいなと、枠部分を白木のシナ合板。引出し部分を中間色のナラ材と異なる色彩の樹種とする事で、京町屋にある箱階段の太い枠と引出しの凹凸感を見出した設計としました。
「和室を小さく、土間スペースを大きく」
工事前の調整段階で大きく変更したのですが、6畳の和室を3畳+床の間の和室に減築。その分、土間スペースを大きくし、自転車がおけたり、ちょっとしたDIY的な作業が出来る場所にしています。小さくした和室は小間のお茶室の様に、その小ささがすごく居心地よい場所になりました。
「ジャパンディと既存古材の魅力」
天井を撤去したことで現れてくる、古材の梁。変に磨かずオイルを塗るだけにして、凹凸のある素材感を感じられ、木立の中にいるかの様な住まいです。ヒノキ合板の天井、杉材と和紙で作った障子、青森ヒバの無垢フローリングなど、オーガニックで和の要素も入った、ジャパンディなインテリアになりました。
「構造+断熱」
間取りを変更する為に、一部柱をとり、梁を補強、耐力壁の補強をしています。耐震補強計算を行い、現在の新築で必要とされる構造耐力と同等の構造補強を行いました。また、断熱補強も行い、断熱性を高めています。
遊びに来たご友人達に、素敵な家だと褒めて貰っているそうです。
縁側でビールを飲むのが楽しみになってしまった方は、何度も通ってきている様です。
夜は、木貼りの壁にあてた間接照明を楽しんですごしているそうです。竣工後遊びに伺った時に、キッチンにいれたガスオーブンで焼いたそば粉100%のクッキーを戴きました。飾れるオープンなキッチンでの調理を日々楽しんでいる様です。想定外だったのがロフトの居心地の良さ。使い方のイメージが仕切れていない様でしたが、ロフトは良い場所の様です。
リノベーションの工事中は仕上がりが想像しづらいところから、出来上がって来た時にやっと小木野さんらしい設計の家になって来たねと言って戴きました。リモートワークも、家の色々な場所でしている様で、多様な居場所のある住まいになっています。