wedge
(注文住宅・新築戸建)

tentline(テントライン)

wedge

横浜の中心観光地近くの坂道に面した敷地。桜並木の歩行者の多い上り坂と、細くて急勾配な下り坂の三叉路に挟まれたくさび形の変形敷地である。さらに風致地区でもあるため2つの道路からの大きな外壁後退が求められ、第一種低層住居専用地域のために高さ制限も厳しい中で三層のコンクリート打放し住宅を可能な限りのボリュームで設けることが要件であった。建物の形状は自ずから敷地形状をそのままセットバックしたようなくさび形の形状となり、半地下の寝室+1階の水廻りとサロン、2階のLDK、そして屋上の塔屋とテラスという構成として最大の床面積を確保し、杉本実型枠コンクリート打放しのマッシブな表情の外壁に、周囲に拡がる丘陵の緑や、街の夜景、街路樹の桜へと眺望を求める開口部を穿っている。
T字路から見て最も目立つ道路交差部はそのまま鋭角の硬いコンクリート外壁のエッジを立ち上げていてこれがこの建物の象徴的な表情ともなっている。

道路側外観

道路側外観

道路側外観

wedge(注文住宅・新築戸建)の情報

作者
tentline(テントライン)
所在地
概要
計画地 :神奈川県横浜市中区
用 途 :住宅
主要構造:壁式鉄筋コンクリート造
敷地面積:132.95m2
延べ面積:156.88m2
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