地方拠点駅近くの商業地域に、バブル期に建設された豪奢な既存老人ホームがあり、そこを健常・要介助者用の老人ホームとし、隣接地に、重度の要介護者専用の老人ホームをつくりたいとのご依頼でした。コンパクトで機能的にしたいが、既存の豪奢な老人ホームに似合った負けないデザインをコストをかけずに実現して欲しいとのお話でした。
要望の整理
・コンパクトで機能的
・隣接高級老人ホームに負けないデザイン
設計・提案内容
コンパクトながらも、上質感の感じられる老人ホームとする為、1階はラウンジや浴室のあるパブリック階、2階から4階を個室のある居住階とし、ホテルの様なホスピタリティーを感じる空間を提案しました。
1階はシックなトーンのデザインでラウンジの様な居心地の良さを、2階~4階は木目を基調とした安らげる居住空間とし、自宅にいるのと同じ気持ちでいられる場所にしています。どの階にも、円形の間接照明をつくり、特徴的な木製のペンダントライト照明を下げることでグッと優しさが増す高品質なラウンジ・食堂になっています。老人ホームはどうしても暗くなりがちですが、共用部に光を4方向から入れており非常に明るい生活の場となっています。
公式ホームページ【株式会社小木野貴光アトリエ一級建築士事務所】はこちらから
⇒ https://www.ogino-a.com
既存、老人ホームの一体化した外観は、上質は建物の姿を見せます。
完成後の様子・お客様の声
各階ごとのユニットケアをとしており、それぞれのコミュニティで楽しく生活してらっしゃいます。体操をするとき、午後のお茶の時間などは1階のラウンジに集まり、特別な一時を過ごしていらっしゃいます