門構えの現代的な住宅の蔵戸を開けると、古材の梁と土を叩いて造った土間が広がり、現代からタイムスリップしたような家のつくりになっています。建て主といっしょに長野で探してきた古材梁と杉板の床、戸に植物性の自然油を塗った素材が、なつかしさと安らぎを与えてくれて、東京にいることを忘れてしまいます。頭の片隅に誰にでもある゛ふるさと性゙ が、時間の流れを緩やかにしてくれる、都会の民家です。
玄関を入るとタイムスリップ! 荒木田土(あらきだつち)を叩いて造った吹抜けの土間と長野で探してきた古材の梁がふるさとに帰った様に迎えてくれます。
昔ながらの土間と古材の梁がある玄関です。 土間上部の吹抜けからやさしい光が差し込みます。
上下階のつながりをつくる吹抜けです。
写真中央にあるのが、古材で造った玄関の蔵戸。この扉を引くと、都心にある現代的な外観からは想像ができない空間が広がります。毎日帰るのが楽しみになってしまいます。毎日が帰省?