奈川県綾瀬市の住宅街に建つこの家は、ご夫婦とお子様、四人家族の為の住宅である。敷地は西面道路で、住宅街であるがバスも通り交通量も多い。南と東には同じ時期に建てられた住宅が並ぶ。
また予算は限られており、その中で自分たちらしい住まいをどうつくるかが課題であった。
辿り着いたのは『育てる家』。
予算が限られている中で全てを最初に完成させるのではなく、後でできないもの(構造)は最初からしっかりとつくり、後からでもできるもの(仕上げ)は後から自分達でじっくりとつくりあげていく。
内装の仕上げ(床の塗装・壁の珪藻土・キッチンのタイル)は全て施主様の手によって仕上られた。通常私たちで仕上げた内部の空間は当然きれいであり心地よいものになる。ただ、この家にはそれとは違う別の心地よさがある。自分たちの手によって仕上られた空間は竣工時点では余白が多くあり、これからまだまだ手を加えてこの家を楽しくしていけるという、
外観
リビング
キッチン
キッズルーム
可動棚
外観