都筑が丘第二自治会館
(事務所・店舗・商業施設)

栗原正明建築設計室

都筑が丘第二自治会館

横浜市郊外に建つ、500世帯の住民を対象にした自治会館です。
1階には40人程が集まれるホール、2階には10畳程の和室が有り、道路に面しては広縁と呼ばれる場所を設けて、建物と街を一体的に使えるような工夫をしています。
設計を始めてから建物が完成するまでの約14箇月の間、自治会の建設委員会の方々と毎週のようにお会いして相談を重ね、小さいながらも質の高い「街の公共建築」を実現する事ができました。
技術的には、高圧木毛セメント板をコンクリートの型枠に使い、それをそのまま内外の仕上げとしている事、1階の主要な建具を木製とし、広縁部分は全て開放できるようにしている事、などに特徴が有ります。

都筑が丘第二自治会館内観

都筑が丘第二自治会館内観

1階広間。内壁は高圧木毛セメント板。天井高さは4.8m、一部5.88m。

都筑が丘第二自治会館(事務所・店舗・商業施設)の情報

作者
栗原正明建築設計室
所在地
概要
所在地:横浜市都筑区
構造:鉄筋コンクリート造
階数:地上2階
敷地面積:162.47㎡(49.15坪)
延床面積:129.38㎡(39.14坪)
協力:桐野建築構造設計(構造)、森村設計(設備)、北嶋俊治、後藤武(撮影)
施工:横溝工務店
受賞:第56回神奈川建築コンクール一般建築物部門優秀賞
掲載誌:ディテール189号(彰国社)
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