ご夫婦二人が住まわれる平屋の住宅。お客様がご年配であることからバリアフリーデザインとしました。玄関までの導線にスロープを設け、廊下は広めに、各部屋の扉は全て引き戸としています。また、足腰の負担を軽減するためコンセントを通常より高めに設定、低い収納をなくすなどの工夫を盛り込みました。温熱環境については、床下にルームエアコンを吹き込む工法を取り入れ、トイレや脱衣室を含む家全体が暖かい空間となるように設計、ヒートショックの防止にも効果的です。また、デザイン的には、リビングの天井を木構造現しの勾配天井に、壁はしっくいとして柔らかく健康的な空間としています。