東京都中野区で完成した分離型二世帯住宅です。夫婦2人と母1人の二世帯住宅で、1階部分を母の家とし、夫婦2人の個室とサニタリーを2階に。3階は屋上バルコニーにつながるリビングダイニングの空間としています。道路を挟んでお向かいには桜の木のある広場があり、その景色を取り込むために正方形の大きな窓をそれぞれの世帯に採用しました。内部は完全分離式で、玄関はそれぞれにありますが非常用の通路として両家をつなぐドアを設置して法令上は1住戸としています。一見するとRC造のような四角い外観ですが、構造は木造在来軸組工法とし、工事費を圧縮しています。狭い道からの高さ制限をかわしながら整ったハコ型の家としてデザインした住宅です。
大きな2つの正方形の窓は1階の親世帯のリビングの窓と3階の子世帯のリビングの窓。 3階のリビングには広い屋上バルコニーが備えられています。
3階のリビングは東向きのハイサイドライトと西向きの大きな正方形の窓が特徴。 キッチンはオーダーで作り、ダイニングテーブルとアイランドシンクを一体で作りました。
インダストリアルデザイナーの御主人が自ら照明のデザインを行いました。
建物正面の大きな正方形の窓は、隣地にある広場の桜の大木を借景するために作られました。
リビングからは屋上テラスへ出ることが可能。
屋上バルコニーはアウトドアリビングとして使用。
窓廻りも特注のスチールサッシュと既成品のアルミサッシュを組み合わせて綺麗に作り上げました。奥様のお気に入りの窓です。
子世帯の玄関ホールには趣味の自転車を掛けてあります。
1階の母の住戸は通行人の視線の高さの上になるように大窓を配置。 隣地の桜と空だけが切り取られるように計算した設計です。
母のための寝室です。物干しバルコニーの内側には障子をしつらえました。