場所は、軽井沢町の国道から少し奥に入った、森の中で、周辺は別荘もある平の土地。 この環境の良い土地において、縁あって住宅の設計を行いました。 建物の断熱仕様は、社団法人新住協の仕様として、Q1.0住宅となっており、低燃費の高性能の住宅です。もちろんこの家も、高性能ばかりでなく、美しい森の中で、シンプルな形態でありながら建物が美しく佇む外観と気候から生まれた屋根形状を持ち、さらに、部屋の配置も環境を読み取って、家の中でも自然環境を十分に楽しんで欲しいと思い計画まとめました。 建て主と場所と向き合いながら「場所」、「森」、「環境」、「自然」、「文化」、「人」、「家族」などの事に対する、各々の結びつき、相互が支え合ったり、助け合っていくという事を感じとり、計画をまとめる際に意識しました。これは”絆”というキーワードでまとめられると考え、場所性の意味も持たせることとして、「森+絆」=「モリキズナ」という名称としています。