お施主様よりお子様の学校の校区を変えたくないとの条件に基づき、数か所の土地を見て回りました。更地では、建築条件が付いていたり、売値が高かったりして、ご予算に合う土地がありませんでした。それ故、古家付きの土地を購入しそれを解体して新築住宅を建てるという運びになりました。
敷地は、公道に接した袋小路の土地であり小さい子供さんがおられるご家族にとっては交通問題に対し安心な土地であります。
敷地は、一般的に狭小敷地(約15坪)と言われる形状であります。
それ故、外観は、敷地の最大限の有効活用を求め3階建て直方体としております。 建築家ならではこだわりの創作住宅として、モザイクタイルパターン張り・連窓サッシ・アルミパンチング板・透明ガラスの庇をデザイン的に設計することにより、建築物のボリューム感をだすように努めております。
内部空間は、縦に連なる3層の空間を各層ごと個室で割り振るのではなく、3層の空間を縦方向の一層の空間と考え、それぞれの各層(各階)が外光を享受でき、室内空間の広がりを持たせる工夫をしております。
建築家:設計事務所の豊かな発想が求められた建築で、デメリットをメリットにし、家族の気配を感じ取りながら、日々の暮らしが楽しくなるおもちゃ箱のようなわくわくできることをテーマにした天井が高い住宅設計を施しています。
《経過》
土地は、子供が、学校が変わらずに済むところ。何か所か見て回った結果、裏に幼稚園が隣接した静かな場所が見つかり、そこに決定しました。
住宅は広がりを感じさせるものとし、どこにいても家族の気配が伝わり、子供たちがのびのび過ごせるつくりにする。という希望を出しました。
《住んでみての感想》
『 まさか、建築家に設計してもらって、自分の家を建てるなんて!。でも、家族の生活パターンにあった家だからこそ、気持ちよく暮らせるんだと実感しました。』