【夫婦ふたりにちょうどよい、平屋建て住宅のコンパクトな暮らし】
身体と心にやさしい住宅にするため、バリアフリー対策で安全な動線を考慮すると共に、高気密高断熱の工法を用いて、住宅内の温度差を少なくしてヒートショックを予防して、快適な住空間を設計しました。
外装材は震動に対して比較的に追従性が高く、メンテナンスが軽減される鋼鈑を採用し、近隣に同調した色調で構築しています。
基本構造は、木造であります。その柱や梁そのものを互いに剛接合し、強固な構造躯体をつくり上げるラーメン構造を木造住宅に取り入れた金物止め工法の一つであるSE構法を採用した耐震住宅です。 建物形状はシンプルな長方形にして、耐震性を高めており、かつ木造平屋建て住宅であるにも拘らず、鉄筋コンクリート構造や鉄骨構造の建築物と同じ手法で構造設計をして構造的強度を明確にした建物であります。 中浦建築事務所は専業設計事務所の観念から、住宅完成後には見えない構造体を重要視した設計を心がけています。
玄関は、珪藻土の落ち着いた色合い壁と、組子のデザインが印象的な『ふすま』がお客様をおもてなしします。
寝室は、「いぐさ畳」と「土佐和紙」で落ち着いた『癒し』の雰囲気でリラックスできます。
従来の家・住宅と同じような間取りなのに、どの部屋も自然光が入り、随所に細かい動線の配慮と住みやすい設計工夫がしてあり、私達が考えていた以上の住宅設計で住み心地が良く喜んでいます。
工事中のある日、廊下の天井材や窓のガラスが、中浦さんの提案・設計された部材と違う建材が取り付けられていたために、取り替えを指示されました。
次の日、現場の前には、取り付けたばかりの建材が取り外され、ゴミのように積まれていました。
この時は、非常に驚きました。
新しい部材に変えられたのには、大工さんに申し訳なくも思いましたが、やはり工事と設計・工事監理が別な事で、しっかりとした家・住宅づくりが出来ることが実感できました。
工事中の変更や追加工事にも快く対応して頂いたり、ショールームはもちろん床の間の地板・床柱を決めるため材木問屋へ連れて行って頂いたりと、まるで自分の家・住宅をつくるようにきめ細かい対応で、心から信頼でき、安心して暮らしています。