東京都に完成した旗竿敷地に建つ木造住宅です。 接道幅2mの通路は、黒の木塀で落ち着きのあるアプローチに仕上げました。 石張りの玄関ポーチを入ると吹抜の玄関ホールが出迎え、そこから2階のリビング空間へ階段を上ります。 周囲を隣家に囲まれた旗竿敷地であることから、2階のリビングは天窓と広いインナーバルコニーから採光する計画としており、全開サッシュを開け放てばリビングと半屋外のバルコニーが開放的につながります。 リビングとバルコニーの1m程度の段差の間からは玄関ホールへの光を落とすスペースとして機能し、またバルコニーを使わないときも「景色」として見上げて楽しめるように段差を使って演出しています。
砂岩のベンチが続く玄関庇は強化ガラス
墨モルタルの玄関土間
段板のみを表現しミニマルな階段を実現 玄関から2階への階段の向こう側には2階から1階への階段がガラスごしに見える 階段下は寝室と繋がる書斎
庭から寝室を眺める
外に繋がる明るい浴室・洗面室
半層上がったバルコニーはリビングに開放感をもたらす
天窓からの採光は夜間は青い光をもたらす