敷地徳島県鳴門市低層住宅と田混在した地域に位置し、北側道路に、南側 に面しています。 建築主お住まい敷地近くあり、駐車場として利用していた今回敷地にセカンドハ ウスを建てたい、という希望から計画が始まりました。
計画するにあたっていくつか希望を受けました。一つ目、趣味仲間とアイシングクッ キー作りや、友達家族とバーベキューができるように集える空間。二つ目、娘さんが 将来プライベートエステサロンを行うため空間。三つ目、お子さんとキャッチボール やバッティング練習ができる庭。そほかに、北側住宅街から目線を防ぐ、リビング から車が見える、室内まで車椅子でアプローチを可能とするようバリアフリーを一部に 取り入れる、といったもでした。
セカンドハウスということで部屋数最小限でいいことから、計画当初から平屋で検討 を行いました。敷地周辺に低層建物しかなく日当たりよく、さらに南側に面して 大きく視界が開けていました。 そこで、北側から目線を防ぎつつ南側パノラマビューを確保する、直射日光を防ぎ つつ太陽光による陰翳を確保する、という外部に対して閉じながら開くことをテーマとし、 日常から切り離され自然をゆっくりと感じられる空間を目指しました。
建物大きく分けて3つ要素から構成されています。建物北側に建つ大きな目隠し 壁、 水平方向に延びるコンクリートデッキと屋根2枚板、そしてそ2枚板間に挟ま る各居室ボックス。コンクリートデッキと大きな屋根、それぞれ縁側となり直射日光 を防ぐ大きな庇となります。縁側半屋外的な空間となり、バーベキューなど庭でアク ティビティ際人々が集う場所となります。