木造戸建住宅の二世帯住宅へのリノベーションです。
既存の木造軸組へ新たな梁を挿入し、新旧の軸組が交錯する木の空間をつくりだすことで、木造の住まいを次世代へと継承し、都市の記憶や環境を紡いでゆきたいと考えました。
一階の居間では、まばらに置かれていた大梁に新たな梁を均等に配置し、昔からここにあった軸組構造が新たな空間と融合します。
スリット窓からの自然光、梁と同形状の一対の間接照明からの光が出会うとき、秩序ある美が生まれます。
同材の木で覆われた木のテラスは、周囲の環境から隔絶し、‘Green Void’のような自然の空間になります。
内部が完全に生まれ変わった住まいは、木と自然光のシンプルな美しさを生み、多くの世代の木の空間は自然の豊かさを感じられます。
同居を機に、築30年の木造住宅をリノベーションしました。
同じ家とは思えないほど、素敵な空間になって、本当に嬉しいです!
庭が明るく楽しいテラスになり、子供たちが遊ぶのを楽しみにしていて、お友達からはうらやましがられています。
こんなに素敵な住まいを丁寧に設計していただき、有難うございます。