House in Toyohashi

  • 注文住宅・新築戸建
  • 敷地高低差
  • 公園
  • ウッドデッキ
  • 濡縁
  • ガラス欄間
  • 勾配天井
  • ウォークインクローゼット
  • 物干スペース
House in Toyohashi

<敷地に沿う伸びやかな空間で緑を楽しむ>
敷地は、前面道路から40mほど引込まれた位置に東西に伸びるくさび形の宅盤として存在し、端部は緑豊かな公園にも面しています。さらに隣地との敷地高低差によって南面に眺望が開け、プライバシーも確保される環境です。
建築は、こうした好条件を活かすべくこの自然環境の良さを十分に味わえるよう平屋に近い東西に伸びるヴォリュームとして配置しました。建物の南面にはフラットで開放的な庭を計画し、この庭に面して長さ約22mのウッドデッキ(濡縁)を設け、1階の室内からはどこにいても庭の緑を楽しむことができる住まいとなります。
またこの東西に長い建築ヴォリュームの西端部をへの字に折り曲げることで、西日を遮ること、エントランスアプローチ空間をつくりだすこと、近隣住宅との関係や眺望などが調整され、同時に内部空間にも変化を与えています。
室内の床は濡縁により外へ延長され、さらに壁面上部をオープンにしたりガラス欄間とすることで勾配天井は広がりと陰翳を見せ、空間に多様なシーンをつくり出します。

<長い平面でありながらコンパクトな動線>
フロア構成としては、緑を楽しむことができる1階で基本的な生活が成立するよう基本諸室を配置し、2階には個室とトイレのみとして、将来の子ども室あるいはご主人の仕事室などを想定しています。
エントランスより1階のメインルームとなるLDK空間に進みますと、庭を眺めながら濡縁に沿う伸びやかな内部空間が広がります。内部動線は、平面的な広がりを味わうことができる明るいLDKを経由するパブリックなものと、エントランスからキッチン背後のパントリーまでまっすぐにつながるバックヤードのルートを備えています。機能的なプランとなるよう、これらを相互にぐるぐると廻ることのできるダイニング・キッチン・パントリーを住まいの中心部分に設けました。さらにその脇に小上がりの和室を用意し、小さなお子さんにも常に目が届くような多目的に使えるスペースにしています。
またパブリックゾーンの奥には、水まわり(洗面・脱衣・浴室・洗濯)と物干スペース、ウォークインクローゼット、寝室までを回遊できる動線でつなぎ、その中に2階への階段もおさめてプライベートゾーンの動線を集約させています。

全長30mの長さを持つ建築内外の空間に、その広がりを感じることができる仕掛けとして与えたものは屋根や軒、濡縁や勾配天井といった、当り前の要素です。こうしたシンプルな組立てにより、おおらかでニュートラルな空気感のようなものを備える建築を実現させています。

新たな建築を立上げることで、この土地の持つ優位性を顕在化させ、住まい手がこの地の暮らしの中でしか得られない豊かさを獲得すること。それはそこに暮らす人にも建築・環境にとっても望ましいことなのだと思います。

House in Toyohashi

House in Toyohashi

外観/南面

外観/南東より(ガラス張りの物干スペース)

外観/西面

エントランスポーチ/土間コンクリート

エントランスホール

リビング・ダイニングより庭を眺める

室内全景/リビングよりダイニング・キッチンエリアを見る

室内全景/キッチンよりリビングエリアを見る

和室(鴨居の上部オープン)

全景/夕景

作者
hm+architects 一級建築士事務所
概要
計画地 :愛知県
主要用途:住宅
敷地面積:742.56㎡
延床面積:176.52㎡
規模  :地上2階
構造  :木造
写真  :小川重雄
建築費用