この計画地は前面の南側に荒川の土手があり、それに沿った大きな国道に面しています。
よって交通量や人の往来が激しい反面、眺望が開けています。
この条件を最大限に活かすため、敷地を取り囲むように所々に開口の空いたスクリーン壁をぐるっと廻し、その内側に庭も含めた開放的なプライベート空間を創るようにしました。
外部の喧騒や人の目線をシャットアウトしつつも、建物の内部からは視界が開け、光があらゆる方向から降り注ぐ住宅となっています。
建ぺい率は60%ですが、建物面積に算入されないスクリーン壁を敷地いっぱいに廻し、敷地全てをプライベートな住空間として活用できるようにしました。
敷地前面の国道からは人の目線や喧騒をシャットアウトしつつも、建物内部からは荒川土手の開放的な風景が広がります。
夕方になり照明がともると、スクリーン壁に設けた開口から暖かい光があふれ出します。
開口の空いたスクリーン壁に囲まれたテラス(庭)は人の目線を気にすることなく、明るく開放的な空間になっています。
吹抜けのある1階リビングには、上部から日光が降り注ぎます。
2階の居室・廊下には室内窓を設け、1階リビングの吹抜けを介して緩やかに建物全体がつながるようにしています。
2階の廊下は天井高を高くしてハイサイド窓を設け、光の降り注ぐ明るい廊下となっています。