都心の主要ターミナルから近い場所に立つ敷地面積20坪弱の狭小住宅です。
周辺はビルやマンションに囲まれていて、空からの光を頼りに設計を進めました。
まず屋根(天井)面に、単純で効果的な切り込みを入れることで、「空」との繋がりを持たせました。
そして、その下には半内部化された「テラス」を設け、内部空間はそこへ向かうように、床下収納を組み込むことで生まれたスキップフロアーを利用して、「ダイニング」→「リビング・畳コーナー」→「テラス」へと一続きの螺旋状に展開する空間とすることによって、日常生活においても、何もない「空」を感じられる住宅としています。