家相の良い家が絶対条件だったため、家相の先生に案を修正していただきながら、各部屋を決めていきました。
南東の一番良い位置に囲炉裏の間を設け、庭を眺められるようにオープンな開口部にした。
障子を引き込むと、全開口の建具により開口部が全て開き、囲炉裏の間からつながる月見台を介して庭の緑を楽しむことができる。
茶の間と和室との仕切りをなくすと、広縁から庭まで連続した広がりのある空間が生まれた。 2間続きの和室として使用できるようにという事もあり、室内を同じ構成としている。
玄関の引違い格子戸にはガラスがはめ込まれ、光が入る。左側の4枚引の木製格子戸を開けると、囲炉裏の間に直接入れるようになっている。 右手にはタタミ敷きの茶の間があり、その奥は広縁へつながる。
おおきな庇により、半屋外空間を過ごす中間的な場となっている。