母屋の隣に建てた子世帯の住まいは、田畑の広がるのどかな場所にあります。母屋からの繋がりを考慮しつつ、一体感のあるのびやかな建物になりました。米杉に墨色の塗装を施した押縁の外壁は、地域に優しく馴染んでいます。地元産の幡豆石と雑木で造られたアプローチが訪れる人を和ませます。家族の集うLDKを中心に、庭に面した軒の深いテラスを設け内と外を結びつける要素となっています。畳コーナーや玄関土間にある障子など和の要素に現代的な要素を組み合わせています。
米杉に墨色の塗装を施した押縁の外壁、縁側のウッドデッキと大開口の木製引き戸(引き込み戸)によって庭との距離を近く感じます。
玄関土間からポーチ・アプローチ方向を見る 洗い出しの床仕上げ、玄関扉は米杉羽目板の引き込み戸 ポーチには大工製作のベンチとポストboxを造作。
引き込みの木製建具から庭を眺める、四季の移り変わりを感じることが出来る。
建物から飛び出した下屋スペースは梁を表しとした畳コーナー。 造り付けの机と本棚を設けてちょっとした、仕事やパソコン、読書もできる書斎コーナーにもなります。
2階のホールに設けた家族共有のワークスペース、書斎スペース。 造り付けの机と本棚を設けた。 洗濯物を畳んだり、アイロンをかけたり家事スペースにもなります。