大阪で長くて有名な天神橋商店街の6丁目。その路地にある築60年の長屋の改築。施主はマクロビ、機織などに興味を持つ趣味多才な50代後半の女性。駅に近く以前から馴染みのあるこの地域で、自分好みの住空間が欲しいと思い、旧い廃屋の様な長屋を購入し改築して住もうと準備をしておられた。両側の壁、屋根は残し、傷んだ部分、特に構造上重要な柱、梁は付け替え補強し、金物で緊結して、必要でない間仕切り壁は撤去した。ほとんど現況を留めていない状態。結果、持って来られたピアノや時代風箪笥が見事に調和し、味わいのある、「隠れ家」的な住空間となった。
レトロなイメージのリビングと間接照明を仕込んだ階段。全体的には和モダン。
玄関ホール、路地の方をみる。
木製のサイドテーブル、戸棚を設えたキッチン。
階段から玄関ホールをみる。
機織り機を置く予定の2階フリースペース。
思っていた以上のものが出来上がって満足している。これで皆と集まれます。