娘さんご夫妻が将来引継いで住まう前提で、ご両親ために、かわいい猫と暮らすために計画したバリアフリー高気密高断熱住宅です。
建ぺい率40%のため、建築面積は9坪程、容積率も80%と厳しいので、面積緩和を利用して地下室を造り、2階リビングの天井を高くし、バルコニーもゆったりとることで、空間的な広がりを演出しています。
地下室に安価な夜間電力利用の蓄熱暖房機を置くことで、暖気を、階段室の吹抜けや床に仕込まれた穴を通し、1階床下や2階のLDKへ上らせています。2階の高天井付近に溜まった暖気は、ダクトファンによって地下へと循環する空気サイクルを作っています。
夏にはファンを逆転させ、地下の冷気を2階の天井から吹き下ろすことができます。
猫ちゃんのためには、高窓の一等席や猫階段、猫タワーを造りました。猫トイレは、人のトイレ近くの猫物収納のカウンター下に、換気扇付きで人目から隠れるように用意しています。