宇都宮市にある洋菓子等を扱う店舗との併用住宅です。
プライバシーを確保したいとの要望から、住宅と店舗それぞれの独立性を高めるために路地的な屋外空間を設けています。そこではルーバー状のぶどう棚から落ちる木漏れ陽を通して一日の移り変わりが感じられ、店のイベント等に利用されることもあります。
住宅部は将来カフェとして使うことも想定し、キッチン周りに回遊性を持たせたワンルーム的な構成で、室内のどの窓からも建物を囲む樹々を望むことができます。
緑豊かな周辺の環境と調和させるため、内部の空間に必要な高さを確保しながらも、建物全体の高さは低く抑えています。