敷地は都内の閑静な住宅地、平坦な敷地に夫婦と母の為の建てたRC造3階建ての2世帯住宅です。外装は杉貫板の型枠を縦に使ったコンクリート打放し仕上げとして彫刻的な力強い印象を作っています。
水墨画の作家である母の作品を飾るエントランスホールを2世帯の共通エリアとして1階に親世帯、2,3階に子世帯を配置しています。親世帯は母の描く水墨画に合わせ、コンクリートの表情を生かした仕上げにしています。子世帯は中央に配置された階段ホールを中心に回遊性のあるプランで構成されています。
杉貫板型枠を使ったコンクリート打放し仕上げ
北側トップライトより間接光が降り注ぐエントランスギャラリー
オブジェのように仕上げたスチールプレート製の階段
作業デスクはコンクリート製でパティオの地面高さと合わせている。 天井はコンクリート打放し仕上げ、蛍光灯照明を埋込んでいる。