「型」 釜浅商店は、釜の鋳造・販売からスタートした合羽橋にある金物屋である。 そこでは、「熱」を材料・食材に伝えるための道具である釜のように、「良理道具」をお客様へ伝えるための場となっている。 私は釜浅商店本店の空間を鋳造し、「歴史」と「道具」を伝える場とすることは出来ないかと考えた。 実際には異径鉄筋を使い、「型」を作り、それを回転体で構成したものに釜蓋を乗せることで棚が現れ、「歴史」と「道具」を伝える場となる。