「窓」
株式会社七葉は「抹茶」という切り口から、「新しい日本のカタチ」を世界に発信している会社である。
良質の抹茶を、抹茶ラテなど現代的にアレンジしたメニューで提供している。
そして、その店内に求められる空間は「和風」ではなく「現代の茶室」である。
それは、オーナーの言葉を借りれば"日本に昔からある茶文化を現代的な解釈で楽しめる店"をつくりたいという思いの表れである。
小堀 遠州 作 / 八窓庵) がある。
小堀遠州はきれいさびと称され、茶室も窓が多く明るく開放的である。
また、小堀遠州は建築家でもあり、最も著しい特徴は、庭に直線を導入したことである。
そこで、nana's green tea札幌PASEO店では、札幌に最もなじみのある「八窓庵」の建築様式にのっとり、8ヶの「窓」によって、お客様と店とをつなぐ形を提案する。
実際には、8ヶの窓にそれぞれ異なる色相と透明度の「特殊カッティングシート」を貼ることによって、見る角度によって、さらなる色相と透明度の変化を起こし、それぞれの空間を紡いでいく。
本来、茶室の窓には、「光を取る」事と、「庭の景色を取り込む」事の2つの役目しかなかったが、nana's green tea札幌PASEO店では「内部と外部を紡ぐ」という要素を加える。