「Galetteー丸く薄いもの」
17世紀アンヌ王妃が夫のルイ13世と狩りに訪れた際、そば粉のクレープ「ガレット」と出会い、宮廷料理に取り入れ、広く一般に広まった。
ガレットはかしこまったイメージはなく、シードル(林檎の低発泡酒)を飲みながら気軽に楽しめるフランス料理である。
これは、日本酒を飲みながら、そばを待った日本古来の「蕎麦屋」と通ずる部分がある。
両者の食事の共である酒の「器」を天井のモチーフとし、それを円く薄い照明器具とする事によって、それぞれの客席と対になる様に設計した。