オーダーメイドでゼロからつくる注文住宅だからこそ使い勝手の良い家と間取りの工夫、家での過ごし方とキッチンの使い勝手、家事時間だけではなくて日常的にキッチンでの過ごし方を心地よく丁寧に。

やまぐち建築設計室

著者:やまぐち建築設計室(建築家・設計事務所/奈良県)
2023-12-10更新
オーダーメイドでゼロからつくる注文住宅だからこそ使い勝手の良い家と間取りの工夫、家での過ごし方とキッチンの使い勝手、家事時間だけではなくて日常的にキッチンでの過ごし方を心地よく丁寧に。
注文住宅の

内装・室内・パーツを

決定する前に考えておきたい

キッチンを計画する際の注意点。





デザイン性と機能性、

どちらも妥協しないことが

理想のキッチンを計画するコツ。



オシャレに仕上げたキッチンも、

実際に使ってみたら

色々と不満が出てくる。



そんな理想と現実の

ギャップを埋めて、

満足のいく

使い勝手の良いキッチンを

完成させるには

どうしたらよいのでしょうか。





キッチンでこだわりたい

ポイントは?



一番は、

そこに立つ人の使い勝手の良さや

キッチンでの作業や家事時間が

使う人にとって心地よい事。



間取りとして

キッチンを居心地よい状態に。





キッチンに求める最大の

こだわりポイントと言えるのが、

やはり使い勝手の良さ。



料理をする

料理を配膳する

食事の後の洗い物をする

片づけるといった、

キッチンで行う

一連の家事動線が不便だと、

どうしても不満は

出てくると思います。



そもそもキッチンに立ち

調理をする人の事、

癖や得意なことを

どうヒアリングして

間取りやプランに落とし込むのか?



ここがしっかりしていないと

難しいですよね。



住宅会社や設備会社の

マニュアルやセオリーではなくて

普段からキッチンを使い

調理をするのかしないのか?



これは、掃除や片付けの事

駐車スペースの事まで含んで

生活者の視点で

考えられるかどうかにもよります。



普段から

車の運転しない人に

駐車スペースにおける

設計やデザインを依頼したら

駐車場や駐車スペースの出入りの事

内輪差や車高と傾斜の事

車庫入れや視界を遮る「高さ」の事など

気付かない事が多いのと

同じですよね・・・・・。



話しをもとに戻して

キッチン周辺の事ですが、

キッチンで日々

多くの時間を過ごす人にとっては、

家事動線の良さは

最重要項目と言っていいと思います。



キッチンの形や間取りは勿論、

身長にあわせた作業台の高さ、

右利きか左利きかで変わる

コンロの位置、

冷蔵庫や食器棚の配置、

食品庫となるパントリーの有無なども、

家事動線を決めるために

こだわりたいポイントです。



スッキリしまえる収納スペース。

キッチンは思いのほか

物であふれているスペースです。



調理器具はもちろん、

食器、調味料、常備食品、

掃除用具など。



収納しきれずに

物があふれる事になってしまえば、

キッチン周辺の美観が損なわれます。



でも、いくら収納スペースを

計画したとしても、

出し入れがしにくければ

それも意味がありません。



どんなものをどこに置けば

一番便利か、

キッチンを一番よく使う人が

出し入れしやすい

収納になっているか、

その点にこだわって

計画を練ることが出来れば、

入居後には便利で使い勝手も良く、

キッチンの美観を保っていくのにも

有効な仕上がりになります。



常備品を置くパントリーにこだわる。

食品や飲料、調味料、

キッチンペーパーなどの備品、

そういった買い置きして

おきたいものは、

意外に量が多くなるものです。



ですので、

常備品を収納しておける「パントリー」は

必須スペースと言えます。



パントリーでこだわりたいのは、

「収納力」と「整理のしやすさ」の

2つになるかと思います。



雑多に詰め込んで、

どこに何があるかわからない

というのでは、

せっかくのパントリーの

意味がありませんから。



また、お米やミネラルウォーターなど、

常備品の中には

重さのあるものも多いので、

キッチンからの移動する動線の他に

搬入・搬出のしやすさにも

注意が必要です。



そして重要なゴミ箱の位置。

見落としがちなのが、

キッチンに置く

ゴミ箱の位置についてです。



生ゴミやプラごみ、

可燃・不燃ゴミなど、

キッチン周りから出るゴミの量は

膨大ですし地域の条例などにより

分別方法もゴミの出し方も色々。



特に生ゴミは

調理しながら出るものですので、

片手でもサッとすぐ捨てられる位置に

ゴミ箱があると非常に便利です。



とはいえ、

ゴミ箱がリビングやダイニング

またはキッチンでの移動範囲で

邪魔になる位置にあると、

キッチンの美観を損なう原因

だけではなくて

使い勝手も悪くなります。



ゴミ箱の位置や大きさ、

置き方については

間取り計画の際に

連動して事前に考えておくことが大切です。



勿論調理中のニオイや

油跳ねの事も含んで

周辺要素を考えるように。



キッチンは生活に欠かせない

食を支える重要な場所ですから、

考える事が沢山あるように見えますが

それはLDK全体にしても

トイレにしても浴室にしても

寝室や部屋を繋ぐ廊下や階段もそうですが

家の間取りはすべての要素が

暮らしと住まい手さんにとって

大切な空間です。



勿論「居心地」や「心地良さ」という

表現が持つ意味も様々。



それぞれの暮らしの文化に対して

どのような価値観で

住まいを考えるべきなのか?

丁寧な暮らしの価値を

考えてみませんか?



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著者:やまぐち建築設計室(建築家・設計事務所/奈良県)

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