開放感がありますよね。
ここまで大きく吹抜けができると、
気持ちが良い。
こんなに大きくなくても、
ちょっとでも、
吹き抜けあると、
ゆったりとした雰囲気を
味わえます。
吹抜けは、
床面積には入りません。
だからといって、
コストが掛からない
わけでもありません。
軸組(骨組)や外壁、
屋根、
内壁は全てつくりますから。
二階建て住宅の場合、
二階部分床が無い状態を
吹抜けと呼びます。
無駄に吹抜けを大きくするのは、
皆さまにとっても
良い環境になるとも
言い切れません。
もちろん、
予算がかけれるのであれば
良いのですが、
ただこの開放感に
憧れをもつ方は、
結構いらっしゃいます。
身長が高い方だと、
一般的な住宅で
よく採用されるような
天井高さでは
日々窮屈な印象を
持っている場合も
多いかと思います。
注文住宅としては
そのあたりも
二階建てや三階建て住宅の場合、
階段の段数や勾配(傾斜角度)が
関係するので
階高さの計画は
ポイントとなりますが
吹抜けを考えるケースも
天井高さを調整するケースも
暮らしの検討内容を
提案させていただきつつ
空間をどのように
感じるようにするべきかを
その都度考えています。
毎回同じ天井高さではなくて
様々な要因や
要素をまじえて
空間提案を行っています。
大きな吹き抜けを
つくるのもよいのですが、
もう少し方法はあったりします。
もし、
平屋や二階建て住宅の
二階であれば、
こんな感じができますね。
平屋である場合や
二階建ての二階部分であれば、
当たり前ですが、
比較的検討要素が少ない状態で
天井の高さは設定できますし、
天井を斜めにして、
勾配天井にすることも可能です。
ある程度自由に高さや
勾配を設定できるのは
良いですよね。
天井を照らしたり
壁を照らすような
間接的な
明るさのある空間は
過ごし方を
穏やかにもしてくれます。
天井がとても良い
グラデーションに
なったりするんです。
グラデーションは
きれいなだけでなくて、
部屋全体を明るくしてくれます。
天井や壁が明るいと、
明るさ感は増しますので。
ちなみにですが、
こちらの家。
二階リビングの家ですが、
吹き抜けだけでなくて、
家全体の天井高さを
暮らしに合わせて
少し高くしています。
ほんの少しなのですが、
それでも体感として、
ゆったりした感じになります。
このように、
天井も傾斜により
低い部分と高い部分が
共存していると、
高いところを、
より高く感じたりするんです。
単純に、
天井が全て高いよりも、
より高く感じる空間。
それと
天井の段差部分に、
間接照明を仕込むと、
とても上品な感じになります。
見た目の素敵さは、
もちろんなのですが、
実は明るさ感は
相当なんです。
間接照明だけでも、
十分な明るさで
過ごせてしまうような。
読書とかには不向きですが
その場合は
読書スペースとなる範囲に
直接照明を天井から
又はスタンドタイプで
移動可能な状況で採用する事も。
天井を操作して、
開放感を演出する。
いろいろやり方ありますので、
設計段階に至るまでに
暮らしの要素を
整理整頓することで
自分らしい空間となるように
イメージを共有する時間を
丁寧にと思います。
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