結露でマイホームも、そこに住む人の寿命も縮むかも知れないという暮らしの環境による差を窓の計画性からも考えるように、窓単体の性能と機能ではなくて使う環境のバランスを間取りと暮らしからデザインするように。

やまぐち建築設計室

著者:やまぐち建築設計室(建築家・設計事務所/奈良県)
2024-03-10更新
結露でマイホームも、そこに住む人の寿命も縮むかも知れないという暮らしの環境による差を窓の計画性からも考えるように、窓単体の性能と機能ではなくて使う環境のバランスを間取りと暮らしからデザインするように。
結露でマイホームも

そこに住む人の寿命も

縮むかも知れないという事。



※窓そのものの性能と機能以外にも設置する位置関係や

  サイズも全体での性能差に結びつきます。



ガラスメーカーの調査等にもよるのですが、

部屋の気温25度、

湿度60%の場合、

フロートガラス(1枚ガラス)は

外の気温が13度になると、

またペアガラス(複層ガラス)は

0度になると結露が始まります。



では結露はどうして

発生するのでしょうか?。



私たちの身のまわりにある空気には

水分が含まれています。



そしてこの空気に含まれる

水分の量は、

気温によって「含める量」が変わります。



例えば気温10度の場合は、

気温20度の

半分程度しか水分を

含むことができません。



ですから

水分を多く含んだ部屋の

暖かい空気が、

外の寒さで冷えた窓やサッシに触れると、

含めなくなった水分が

結露として発生するのです。



よく表現上例えられますが

暑い部屋で氷の入った冷たい水を

ガラスコップに入れていたら

硝子コップの表面に

汗をかいたような水滴が

沢山ついている状態と同じです。



結露は放置しておくと

住まいを腐敗させて、

大切なマイホームの寿命を縮める原因になります。



場合によってはカビなどの

悪影響で

気分だけではなくて

身体にも悪い影響を

及ぼすケースもありますから。



窓の結露対策としては

ペアガラス(複層ガラス)で

又はトリプルガラス(3重ガラス)そして

サッシ部分はアルミと樹脂の複合

又は樹脂サッシが効果的です。



また壁の内部で

結露を発生させないためには、

隙間のないように

断熱材をしっかり詰めるといった

丁寧な施工も重要です。



ガラス面や窓の位置関係を

どのような環境で仕上げるのかにもより

その差は生まれます。



間取と共に、

建物の素材状況を考える事も

家造りでは大切な

環境改善のデザインとなります。



暮らしの趣と共に

素材や資材の考え方を

整理するように。



特別良いものを採用しても

その性能や機能が

活かされない状態にならないように

そういった分部でも

感度とバランスを大切にと思います。



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