昨日、京阪萱島駅から北を望むと山頂付近は真っ白でした。
1月24日(火)の夜からの寒波で、JRは環状線以外ほぼ全滅。
その点、関西の私鉄はタフなものです。
一部不通はあったものの、京阪、阪急、阪神とほぼ問題なく運行していました。
庶民の味方のお陰で、「あの森のOhana」の1年点検に行くことができたのです。
昨年の年始に完成、そしてあわただしく引越しでした。
カメラマンの石井さんも「もう1年ですか、バタバタでした」と。
大阪市内はほぼ降りませんでしたが、萱島あたりは結構雪が降ったそうです。
一通り点検をしましたが特には問題なし。
ということで、内部も撮らせてもらいました。
ついでと言ってはなんですが、あわせて動画も。
最近はタブレットで写真をセレクトしてもらうそうで、レセプションのモニターが無くなっていました。
それだけで、かなり広く感じるものです。
点検の時間帯は撮影が入っていないとのことで、2階のスタジオものぞいてきました。
晴れていれば最高ですが、この寒波の中、来れただけで良しとしなければなりません。
やはり大空間は良いもの。
来るたびに思わず声がでるのです。
1階のレセプションに、こんな絵が掛かっていました。
石井さんの娘さんが描いたものでした。
美大に行ったことは聞いていたのですが、早速とあるグループ展に作品を出展するそうです。
石井さんと知り合って15年になりますが、子どもの進学や職業の話をするようになったのだなと、感慨深いものがありました。
四方山話をしていると、あっという間に2時間が経っており、失礼することにしました。
帰り際、日が差してきたのでもう1カット。
撮影を終えたご家族が帰る際、この飛び石で子どもさんが「ケン・ケン・パ」をして遊ぶそうです。
貼り方の原案は私が作ったのですが、最終的には石井さんの案がほぼ採用になりました。
プロとしての自覚は持っているつもりですが、つい「予算的に……」などと言ってしまうものです。
しかしクライアントはいつも本気です。
この案から、それがヒシヒシと伝わってきたのです。
飛び石の枚数が1.5倍くらいになるので、コストは上がります。そこを現場と調整して何とか実現しました。
点検に同行していた監督と、「こういったところに差がでるよね」と話していたのです。
小さな苦労と言えば小さな苦労ですが、人の心は不思議なくらい正直なものだと思うのです。