著者:アーキネットデザイン合同会社(建築家・設計事務所/埼玉県)
2024-01-22更新
都市部の駅の近くはそのほとんどが防火規制されています。なので以前はほとんど外壁に木を張ることは出来ませんでした。しかし、今は建築基準法が仕様規定から性能規定へを大きく変わり、木材の防火性能は広く開発され防火地域でも外壁に木を張ることは可能です。しかし、残念なことにその事を知る建築家や工務店さんはとても少ないです。さらに、外壁の水に弱い、維持に手が掛かると誤解されてもいます。でもそれは木を知らない人が水に弱い樹種の木を外壁やウッドデッキに使うことが原因です。水に強い木、弱い木があるという当たり前のことを知らない為に起こる悲しい現実です。今回ご紹介するカフェでは色々な樹種の木が適材適所に使われています。是非ご覧いただき、ご参考にしてください。
外壁は焼杉、これは燃えにくいこと、安いこと、維持管理が楽なことが使用した理由です。詳しくは別の機会に。
ウッドデッキは栗の厚板、パーゴラは米杉です。外装材は全て塗装していません。塗装することで耐久性は上がりますが、維持管理が必要になります。なのでこれらの木は無塗装がお勧めです。
さあ皆さん、木の事をもっと知ってみませんか。遠慮なくご相談ください。お教えします。
著者:アーキネットデザイン合同会社(建築家・設計事務所/埼玉県)