著者:㈲光風舎一級建築士事務所(建築家・設計事務所/東京都)
2025-10-05更新
敷地と道路の地盤面の高さに違いがあり、土地に擁壁がなく、土が斜めになっているような状態の場合、擁壁をつくらなければなりません。以前設計をした住宅では駐車場スペースをとったあとに擁壁をつくり、擁壁をつくった高さのところに建物を建てています。光風舎のホームページ設計事例の「中庭を眺めるスタディスペースのある家」があります。
断面図でもわかるように擁壁は地面の下、見えないところに広いスペースが必要になります。
このほかにも 道路にもっと近い位置に擁壁を作りたいときは、別も形状もできます。
敷地に既存の擁壁があるとき、古かったり状態が悪いときは改修が必要になりますが、工事費は安いものではありません。そこで、自治体によっては助成金を出しているところもあります。例えば品川区の場合も助成金があります。こういう制度も上手に利用するとよいと思います。
・品川区hp ・がけ・擁壁の安全化対策支援について
https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/kankyo/kankyo-kenchiku/kankyo-kenchiku-gakeyouheki/hpg000031056.html
著者:㈲光風舎一級建築士事務所(建築家・設計事務所/東京都)