築12年の木造住宅に住んでいますが耐震性は大丈夫でしょうか。今日リフォーム会社から営業があり断りはしたのですが、熊本の地震のこともあり少し不安です。
築12年であれば、現行の耐震基準を満たしているはずですので、最低限の耐震性はあるかと思います。ただ、熊本地震のように大きな地震が何度も続くと、倒壊のリスクは高まります。
ご不安であれば、新築時に建てた工務店さんやハウスメーカーに、どの程度の耐震性があるか確認してみてはいかがでしょうか。はっきりとした答えをもらえない場合は、自治体に相談した理、専門の耐震調査会社に調べてもらうと、より明確な状況を把握できるかと思います。
基本的にはSumaIdea事務局様のおっしゃる通りです。
ただ建築基準法の耐震基準は数十年に一度の「中程度の地震で倒壊しない事」です、数百年に一度の大地震においては、倒壊を許容しています。
建物(木造住宅の場合)にかかる地震力は地震の加速度(GAL)による慣性力です。
建物が重ければ重いほど、建物には大きな慣性力がかかります。また地盤によっても慣性力の大きさが変わってきます。
一般的な木造住宅においては、地震時の揺れに対抗するのは「耐力壁」になります。
建築基準法では構造計算をしない一般的な「壁量計算-耐力壁の合計による強さ」は
床があることで成り立っています。
この床の重要性を多くの方は知りません(プロは別ですが)。
「床の強さ」を知るためには、ネットで「床倍率」と検索してみればわかると思います。床倍率が2以上であれば床に関してはご心配はいらないと思います。
一番簡単な耐震補強は2階に重いもの(大きな本棚やピアノ)を置かない事です。
また瓦屋根はとても重いので、予算が出来たら金属屋根に葺き替えればより安心です。
アース・アーキテクツ一級建築士事務所
http://earth-architect.sblo.jp/article/168055527.html