郊外の静かな住宅地に土地を購入して、家族4人で暮らす注文住宅を建てたいと考えています。敷地は南側が隣家の庭に面していて比較的開けているものの、東西は家が迫っていて、朝や夕方の光をどう取り込むか悩みどころです。また、リビングを1階にするか2階にするかも決めきれていません。将来的な子どもの成長や在宅ワーク、家事動線などを考えると、どんな間取りが良いでしょうか。
南側が開けているのは採光に有利ですが、東西が詰まっている敷地だと「どの時間帯の光を、どの部屋で受け取りたいか」を整理すると考えやすいかと思います。
朝の光を重視したいなら、東側が詰まっている分、吹き抜けや高窓・ハイサイドライトで上部から光を取り込む方法が考えられます。窓から直接の日差しが取り込めなくても、上部からの採光は屋内を明るくすることに効果的です。
夕方の光は西日が強く入りやすいので、開口部を小さくしたり、庇でコントロールしながら柔らかい光を取り込むのはいかがでしょうか。
南側は隣家の庭が開けているとのことなので、リビングやダイニングの主採光は素直に南へ向けると、明るさは安定しやすい印象です。
リビングの位置については、1階リビングは庭など外部とのつながりが自然で、子どもが小さい時期は外遊びや洗濯動線との相性が良いです。ただ、東西が詰まっている敷地の場合、1階だと朝夕の光が入りにくく、南からの採光に頼ることになります。
2階リビングは光の入り方が大きく改善し、視線も抜けやすいので、郊外でも明るく開放感のある空間となります。バルコニーとつなげれば在宅ワークの気分転換にもなり、夏場の風も取りやすくなります。ただ、階段の上り下りは増えるので、お子様が成長した際のライフスタイルをイメージしながら検討しましょう。
家事動線については、1階に水まわりがある方が洗濯(干す・片付ける含め)がスムーズかと思います。ご家族4人ですと、洗濯物も多いため、毎日の洗濯のしやすさは重要です。
2階リビングでも、1階に広めのランドリールームやファミリークローゼットをまとめておくと、2階との行き来を抑えられます。
お子様の成長に合わせ個室を用意するご予定であれば、リビング・ダイニングを最も明るい南に配置し、個室は南以外の面にまとめる形が多いかと思います。
在宅ワークについては、お仕事の内容や必要なスペースによりますが、専用の個室を設けるほか、リビングの一部(あるいは隣)に半個室のようなスペースを設ける形もあるかと思います。
曖昧な回答となり恐縮ですが、きょんぺいさんのライフスタイルや将来的なイメージに向き合い、親身に間取りや家の在り方を考えて提案してもらえる建築家・設計事務所のご案内も可能ですので、よろしければお気軽にお問い合わせください。