共働きで子どもが2人いる家庭です。今は在宅ワークも多いのですが、子どもの成長や独立後の暮らし方までは、正直まだ具体的にイメージできていません。それでも注文住宅を建てる以上、将来の変化にある程度対応できる家にしたいと思っています。部屋数や広さを最初から作り込むより、あとから変えやすい家にする人もいると聞きますが、実際にはどんな考え方でプランを決めているケースが多いのでしょうか。
注文住宅を建てる際に将来の変化を悩まれる方は多いですが、現実的には将来を完璧に想定することは難しく、siriさんのように「変化に対応できる」「あとから変えやすい」というのはとても良い考え方です。暮らし方が変わる前提で「余白」を残しておくと、ライフスタイルの変化に対応しやすいかと思います。
たとえば子ども部屋は、最初から完全に仕切って個室を2つつくるより、最初は一室として広く使い、成長に合わせて将来仕切れるようにしておく、というケースがあります。このとき大事なのは、窓や収納、エアコンの位置を「将来2室になる前提」で入れておくこと。壁は後からでもつくれますが、設備は簡単に動かせません。
在宅ワークについても同じで、最初から書斎を一室つくるより、リビング脇や階段ホールの一角などを「使い道が変わりやすい場所」として計画する方法もあります。現状はワークスペース、将来はスタディコーナーに、子どもが独立した後は趣味の場所や収納に、と用途が変えやすい配置です。
一方で、構造や性能は後からの変更は難しいため、そこは最初にしっかり決める人が多いです。耐震性や断熱、配線や配管などは、将来の間取り変更や設備更新のしやすさに直結します。
ある程度余裕を持たせる意識で考えておくと、永く心地よく暮らせる住まいになるかと思います。
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