– 築74年の「天井から雨が降る家」に光と風を –
■大阪市住之江区。2012年7月28日『大改造!!劇的ビフォーアフター』放送。「天井から雨が降る家」
■大阪の住まい力アップ:第1回 リフォーム・リノベーションコンクールの戸建て部門、最優秀賞 受賞作品
6軒長屋が切り離され、中央部だったこの家だけが残ったが、築74年になり雨漏りが酷くなっていた。 両隣には5階建てのマンションが建ち、光も入らず過酷な環境であったが、多くの家族が育ったこの家を、クライアント姉妹が何とか守りたいというのが動機だった。
イロハモミジを植えている。葉の揺らぎ、木漏れ日が、視覚的、精神的な安らぎをもたらすと事を期待している。厳しい環境がゆえ、どうしても親密な外部を創造したかったのだ。
玄関から最奥の和室まで、防犯を保った上で、風の通り道を確保しているのも大きな特徴である。
間口3.8mに対し奥行16mと縦長の敷地で、使いやすさを考えると、主要な生活空間を1階、道路側に集める必要があった。それらの空間にも光と風を届ける為、中央部付近に光庭を設けるプランとしている。
雨漏りが酷かった部分は、増築によって屋根形状が複雑になっていた箇所。対策としては、屋根を片流れとし、雨水の流れを単純なものとした。また腐食が激しい躯体は、新しいものにやり替えている。
以前は雨が降れば雨漏り対策に大忙しでした。
今は中庭にしっとりと降る雨を楽しめるようになりました。
天国の母も喜んでくれていると思います。