プロフェッサーアーキテクトの方の設計監理で、木造2階建ての建物の1階部分にあった居酒屋を解体しイタリアンレストランを新たに作りました。曲面の壁と多角形のカウンターがデザインの2大要素となり、これらの距離間や重なり合いが独特な空間の雰囲気を創出していました。
客室側は出来上がっていくのを楽しみにされていましたが、曲面壁の背面の厨房の作業性に関しては心配セれている様子でした。
厨房の輪郭が出来合ってくるのと並行して墨出し並びに厨房器具の仮置きを幾度となく繰り返しできる限り作業性をあげる事に努めました。
曲面壁は軽量鉄骨スタッドを多角形状に立て、その上に大工がラワン合板を曲げながら貼っていきました。貼り終えた後その上に榀合板を曲げながら貼り、最後にウレタン染色塗装をしクリアで被膜を作りました。
多角形かウンターは背面壁より持ち出した下地に榀ランバー材を設置し、その上にフレキシブルボードを貼り合わせ、最後にウレタンクリアで皮膜をつくりました。
曲面壁と多角形のカウンターの交錯
多角形カウンターの端部。