築40年の3LDK の中古マンションをワンルームの週末住宅にフルリノベーションしました。
大きく開いた開口部から、瀬戸内海、明石海峡大橋が一望できる絶好のロケーションなので、これを生かすことを最優先に考えました。
玄関から直接内部は見えません。濃いブルーグレー色の左官壁に空けられた横長の間接照明が目を引きます。
それに導かれるように視線を移していくと、美しい瀬戸内海があらわれてきます。
床材は鏡面仕上げ白い大判タイルとしているので、海と空の蒼を映し込み、景色が広がります。
テーブルも同様に鏡面仕上げのものを選びました。
全体を白に統一し、濃いブルーグレー色の左官壁が白い空間に変化をもたらします。
また、海と空が主役なので、余計なものは隠すようにしています。
鉄筋コンクリート造のマンションなので大きな柱がどうしても必要なのですが、隠すために壁をふかしました。
ふかした部分はTVのリモコンやDVDデッキの収納に活用して、家具をできるだけ置かないようにしています。
キッチンはどうしても散らかりやすく景色の邪魔になるので、引戸で簡単に隠すことが出来るようにしています。
生活観を見せないようスッキリと過ごせるアイデアやデザインを随所に散りばめています。