木造2階建て、延床面積28坪(93㎡)、大きな吹抜けのある住まいです。
吹抜けを、平面的にも立体的にも家の中心に配置する事で、吹抜けを介して、人・日差し・空気 がグルグルと回遊できる間取りです。
立面的には、1階南側の外壁面を一部セットバックする事で、その上部となる、2階吹抜けに面した「通路」が、日射遮蔽の「庇」という役割も兼ねています。
セットバックした1階部分は、ウッドデッキ(縁側)となり、外構(植栽)と繋がる外部空間となります。
写真は未だありませんが、植栽工事は建て主様が造園家へ別途依頼しています。
(※先日植栽の完成写真を建て主様よりお送りいただきました。とても素敵な雰囲気で、訪問するのが楽しみです!)
性能面では、大きな吹抜けがありますが、
耐震性能 等級3(許容応力度設計)
外皮平均熱貫流率(UA値)0.47 W/㎡K
気密性能 C値:0.30(中間時測定)
と、高い性能を確保しています。2階吹抜けに面した「通路」は、耐震性能(水平構面)に寄与する重要な要素にもなっています。
外観は、シンプルな切妻形状(平入(ひらいり))とし、古い町並みとの調和を意識しながら、落ち着いた佇まいとなるように計画しています。
屋根は、軒をしっかりと出し、雨水の進入・湿気などへの対策を意識しながら、野暮ったくなく、洗練された華奢なデザインとなるように詳細を決めています。
小さなお家(規模&高さ)
高性能(耐震性&断熱性&気密性)
家事動線(主に洗濯)への配慮
端正な外観
・高気密高断熱
・長期優良住宅認定取得
・耐震等級3
など、基本的な性能の担保とデザインの両立