四方を美しい山々に囲まれた街ー諏訪の湖のほとりに建つ、木造平屋建住宅である。
外観は地域景観への配慮を重視し、美しい山並みと屋根の形態を馴染ませ、150坪の敷地を豊かな緑と共に周囲へと開かせた。
ご夫妻は地域の集会も時折ご自宅で催される為、広めのサロンを中心に全体プランが構成されており、他にお茶席のある和室・温泉浴室・書斎・寝室へと続いている。 六角形の平面をもつサロンの中央に、巾340mmの八角の大黒柱を建て、一尺背の大梁を6本架けて、全体の骨組みとしている。木は全てピーラー無垢材で、内部は無塗装とした。 浴室は当県木曾産の桧をふんだんに使い、大きめの桧風呂で諏訪の良質な温泉浴を楽しんでいる。