60歳台ご夫婦の終の住処
間口5.8m/奥行21mという、奥行のある細長い敷地に建つお住まいです。
敷地の特性である奥行を生かしながら、視線の抜け・流れ/リズムを意識したデザインで、広々と伸びやかな内部空間が特徴です。
『住宅密集地の中で日当たりをどう確保するか』という問題に対しては、周囲の建物との関係をシミュレーションしながら、間取りと外観を決定しています。
南側2階部分をセットバックさせる事で、周囲の建物から距離を取り、南側開口部および吹抜けから、太陽光をたっぷりと室内へ取り込める計画です。
耐震面では、視線が自然と抜けるように、壁/床/吹抜けを配置し、開放的な空間を実現しながら、耐震等級3/許容応力度設計の基準を満たす計画となっています。
断熱面では、外壁にセルロースファイバーの吹き込み断熱に加え、ネオマフォームによる付加断熱も施しています。それにより、年間を通して、外気温の影響を受けにくい快適な室内環境を実現しています。[断熱等級6:外皮平均熱貫流率(UA値)0.33 W/㎡K]
さらに太陽光発電パネルを10.88kW搭載し、環境負荷を低減させるための設備計画を行い、脱炭素社会への取り組みも実現しています。日中に発電した電力を自家消費することで、高騰している電気代を削減することができる計画です。
1)しっかりした 住宅性能 があること
2)家にいること自体で 楽しみ が持てること
3)バリアフリー等、さらに 高齢化 した際の生活を想定すること
4)なるべく 資産性 が落ちないこと(20年後?は、売却するため)
・耐震等級3
・断熱等級6
・高気密住宅 C値:0.68
・敷地の特性である奥行を生かしながら、視線の抜け・流れ/リズムを意識したデザイン
・引き戸を多用する事
・段差に対しての寸法的な配慮(階段高さ:18センチ)
・長期優良住宅認定の取得(耐震等級3・断熱等級6)
・太陽光発電パネル搭載
・徹底した図面作成と工事監理