南北に長い敷地に平家の建物を計画するにあたり家全体に通風、採光を確保すべく建物の中心にlight court(通風、採光のために設けた中庭の一種)を設けました。light courtを設けることで外部からは閉鎖的な作りとする事ができプライバシー確保しながらよりシンプルな形状のファサードに出来ます。また、各部屋をlight courtに面して計画する事で外部からの視線は遮りつつ風を感じ、太陽の陽射しを取り込むことができます。内部空間は杉板の木目が綺麗な張勾配天井で、勾配にする事により高さのメリハリを付け空気の流れも計画し易くなり意匠的にも機能的にも良点の多い居住空間が出来ました。
薄い屋根・白い外観・平屋・低い佇まい・光庭・コの字型平面・自然素材・無垢材・ケイソウ土・断熱性能・パッシブデザイン