「リヴァプールは夢、レイソルは生活」とはクライアントの言葉だ。
リヴァプールとは、イングランド・プレミアムリーグの名門チームを指し、レイソルは柏レイソルを指す。家族をあげての熱烈なサッカーファンであり、プレイヤーでもある。
リヴァプールのホームスタジアムがAnfield。レンガ、ガラス、スチールで構成された外観をもつ。クライアントはこの地を訪れるうち、家を建てるならあんな外観にしたい、と考えるようになった。
予算はおよそ1800万円。要望は、中庭があり浴室から直接でられるよう。壁と天井の取り合い部はRをつけたい。隠れ家がほしい、長期優良住宅、サッカーの練習ができる庭が欲しい……
中庭は、高い腰壁に囲まれたバルコニーとなり、浴室から出られるようになっている。2階は約4mの天井高を持つ20畳の一室空間。付随するロフトはご主人の書斎であり、サッカーミュージアムと呼ばれている。
玄関すぐ脇には作業室。これは奥さんがミシンや、電動のこぎりを使って、趣味の工芸をする部屋だ。壁は奥さんの手による漆喰塗りで、アンティーク雑貨が並ぶ。数ヶ月に一度、ここで気の合う仲間と、ワンデイショップを開くのである。
家を建てる動機は様々だ。自分達の愛するチームと共に、この街で暮らしたいという強い意思が、この家をこの予算で完成させた。
元の家もすぐ近くのマンションで、大阪から伺っての打合せだった。しかし当日はレイソルの試合日。500メートル先のスタジアムから歓声が風にのって聞こえてくる。
打合せはしているが、夫妻の心はここにあらず。早めに打合せを切り上げたのも楽しい思い出だ。
ご主人がこよなく愛するプレミアリーグのリヴァプール。そのホームスタジアム「anfield」がモチーフになっている外観。
リヴァプールにあるanfieldというサッカー場のジグソーパズルが飾られています。
玄関を入ると、右にあるのが「作業室」。奥さんが、木工細工をしたり、縫い物をしたりする部屋です。
「ワンデイショップ」が不定期に開催されています。
決して大きな家ではありませんが、2階は1室空間。天井高もあり、開放的な空間になりました。
ダイニングの後ろは外から見えないミラーガラス。正面に面しています。
水周りの上にはロフト。ここはサッカーミュージアムと呼ばれます。 リヴァプールと柏レイソルのお宝が展示されている、至福の空間。
階段のエンブレムは、リヴァプールの選手たちが、ピッチに立つ前にタッチしていくものだそう。 毎朝、ここにタッチして仕事へ、学校へ行くなら、こんな素晴らしい仕掛けはありません。
キッチンからつながるパントリー。減額案で扉をなくしましたが、さっと取れるのは使い勝手がよさそうです。
正面のスチール庇はスチール製です。レンガの対比がなかなか美しいものです。表札は焼き物のタイルをオーダーしました。
月曜日の昼に職場の友人とお子さんで我が家でパーティーをしました。大人13名、子供5名で・・・・
ゆっくり座って食べて飲んでしゃべってと楽しい時間を我が家でできました。
来客の皆が全員素敵なお家で、いたるところがちゃんと考えてて良いお家だね~~~と言ってもらいました。羨ましい~~~!!と。
いろいろな方の力を借りて自慢できるお家になり感謝しております。ありがとうございました。