練馬区大泉学園の住宅地に建つ家です。
南と西側が道路に面する陽当たりの良い敷地にこれまでよりもゆったりと過ごせる家が求められた住まいです。
1階はリビングダイニング、キッチン、食品庫、洗面・トイレとガレージ、
2階には人が集まるたたみの間、浴室等の水回り、主寝室、ご主人の書斎の他、バルコニーや坪庭を設けた住まいです。
自然素材を活かした健康に優しい家、機能性、各種の性能が高い家。
そして、広い薪ストーブがあるリビング、くつろげる浴室やガレージの設置。
といったご要望を受けた住宅です。
床や造作材はタモや桧材、その他仕上材は石、タイル、漆喰、再生紙、自然塗料といった自然素材を多く使用した家です。
他の家と同様、既製品や石油化学製品の使用を極力少なくすることで
「これからの長い月日を共に過ごすことができる味わいと暖かみのある建築」
となることを期待した住まいです。
家の中心に位置するリビングダイニングです。 家の南側に、東西方向を長手としてリビング、ダイニング、キッチンを設けています。 ビルトインガレージとこのリビングの中間には2階へ上がる階段を設け、その階段とリビングの上部を一体化した吹抜けとしました。 この階段のリビング側には薪ストーブを設け、これが上下階をつなぐ要素のひとつとなっています。 この吹抜けは、壁の中間に設けたライン状のブラケット照明(調光付)により空間全体を柔らかな光で満たすようにしています。
リビングからダイニングとその奥のキッチンを見た写真です。 キッチンの右手はデスクコーナー。 吹き抜けの上部(正面)に見える窓は主寝室の室内窓です。 窓の外には大きなウッドデッキが広がるリビングダイニングです。
ダイニングよりリビングを見た写真です。 正面の薪ストーブの奥は2階へとつながる階段。 階段の途中には親しい人たちが集まるたたみの間があります。 (写真奥の木製天井部の部屋です) 右手のアルコーブはピアノ練習室、左手の手前は造付けのTV台です。
リビングより吹抜けを見上げた写真です。 右手の通路(ギャラリー)沿いに水回りの諸室とご主人の書斎を設けています。 リビングの床暖房と薪ストーブにより、家中が暖かな場所となると同時に、天井に設けたシーリングファンにより暖気が循環・攪拌されるようになっています。
リビングダイニングの北側に設けた奥様の為のピアノコーナーです。 独立した防音室とはせず、外部に対して直接音を遮るために北側の窓廻りのみに防音対策を施した場所としています。 リビングとは天井埋込のロールスクリーンにより視界を遮ることができるようにしています。 写真左手は造り付けの譜面収納棚です。
キッチンよりデスクコーナー越しに南庭を見た写真です。 キッチンの反対側(手前)は食品や雑品類を収納する倉庫へつながると共に、更にその倉庫からはピアノ室へとつながる動線=ひとまわりできるプランとしています。
たたみの間の南面を見た写真です。 2階の床よりやや低い位置に設けた、1階のガレージ上部に位置するたたみの間です。 このお宅は人が集まることが多いということから、1階と近しい位置とする必要があった部屋です。 暖房付の堀座卓は、床下に格納ができるものです。 この部屋の北側には坪庭を設け、明るさと共に風通しの良い部屋としています。
2階の廊下からは下階のリビング、ダイニング、キッチンの全てが見渡すことができます。 都内の住宅地の中の家ですが、別荘にいるかのような住まいです。 写真の左上は主寝室です。
敷地の中で主要道路から最も離れた静かな位置に配した主寝室です。 吹抜けに面し、下階を含めて家の中の様子が分かるようにした寝室で、いわばこの家の主の為の監視台のような位置にあります。 この部屋の床、建具、木枠等は全て桧材。 壁は再生紙を下貼りして自然塗料で仕上げ、明るく暖かみのある内装としました。
南と西が道路に面する敷地の角から見た外観写真です。 正面はビルトインガレージとその手前が屋外駐車スペース。 右手が南庭です。
大変お世話になり、ありがとうございました。
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お陰様で少しずつ新しい生活にも慣れてきました。
それにしても、この家の暖かさスゴイです。
もっときちんと片付けましたら是非いらして下さい。
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ところでホームページで我が家を細かく紹介していただき、ありがとうございました。
また写真もとてもよく撮れていて、主人と感心しておりました。
まずはお礼まで。