人生の1/3を過ごす場所、寝室の事をどのように思い考えていますか?間取りを考える際には過ごし方を見直しながら暮らしの状態をよりよく改善する工夫が重要です。

やまぐち建築設計室

著者:やまぐち建築設計室(建築家・設計事務所/奈良県)
2023-10-17更新
人生の1/3を過ごす場所、寝室の事をどのように思い考えていますか?間取りを考える際には過ごし方を見直しながら暮らしの状態をよりよく改善する工夫が重要です。
人生の3分の1を過ごす場所。

※さわやかなイメージデザインでの寝室提案内観イメージ図(内観パース)




日本人の睡眠時間は

平均470分で

世界的に短いそうです。




とはいえ

1日の3分の1は睡眠時間で、

その間は寝室で過ごす事に

なると思います。




LDKの快適さ等に

注力する方々は

多いかと思いますが

寝室は人生の3分の1を

過ごす場所であり、

寝室を快適に考えたり

過ごしやすく計画する事は

生活の質を向上させる事にも

つながります。




快適な寝室にするために

まず必要なのは適切な広さです。




ベッド派の場合は、

ベッドを置くことによる

ベッドメイキングができるスペースも

考慮しておくことは大切。




ダブルやセミダブルのベッドなら

広さで考えると6帖以上、

シングルベッドを

2つ並べるなら8帖以上の

広さがひとつの目安です。




照明器具は強く白い光のタイプではなく、

柔らかく暖かい色の光で

全体に広がるタイプが最適です。




また、横になったときには

目に直接光が入らない配慮もお忘れなく。




さらには窓から入る外の光や音、

熱気や冷気を遮断するために、

シャッター雨戸や

厚手のカーテンで

対策しておきたいものです。




特に東の窓は明るいのは良いですが

夏場の早朝から

強い太陽光がさし込みます。




不用意に早く目が覚めてしまわないよう、

窓際の対策も

しっかりしておきたいです。




夫婦寝室の場合は

寝室を別にする傾向もあります。




主な理由はいびきや歯ぎしり、

または生活リズムの違い等

様々ですが

それぞれの家族に応じた

価値観と考え方により

随分その差は生まれます。




寝室は特に

お互いの生活や暮らしのペース

個々を尊重する工夫も

間取り計画には重要ですよ。




皆さんは

暮らしのスタイルをどのように

イメージしていますか?




自身の暮らしのストレスを

冷静に考えると

意外に「寝室」にその理由がある・・・・・・。

という事もあるので

家全体の間取りに対して

暮らし方を

冷静に落とし込んでみてください。




色々な改善が

出来ると思いますよ。




暮らしを豊かに丁寧に

考えてみませんか?




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