家造り、建築の広さの検討に寸法と人の可動領域のサイズ感デザインの感度、設計とデザインに大切な数値と感覚、玄関や廊下、各個室や部屋などの広さを考える入り口となる部分。

やまぐち建築設計室

著者:やまぐち建築設計室(建築家・設計事務所/奈良県)
2023-11-01更新
家造り、建築の広さの検討に寸法と人の可動領域のサイズ感デザインの感度、設計とデザインに大切な数値と感覚、玄関や廊下、各個室や部屋などの広さを考える入り口となる部分。
人のサイズ感と動作。



建築の計画では

色々な寸法(サイズ)を考えるのですが、

玄関のサイズや廊下の幅、

人の動き、

動作にかかわる

余裕も含めて

サイズの検討は重要です。



人体寸法・動作寸法。



例えば建具(ドア・扉)に必要な

ドアノブですが、

使いやすい高さに設置をし、

建具の種類に合わせて

選定をしたほうが

使い勝手も良いですし

毎日の動作が簡単になります。



一般的にドアノブは、

床面から90cm~100cmほどの

高さに取り付けられます。



この高さが、

人が自然に、

違和感なく、

建具の開閉を行いやすい

平均的な高さとなります。



このように、

人が違和感なく

行動できるようにする為には、

人体寸法や動作寸法を

理解していなくてはいけません。



人体寸法は身長などの人体の

各部位の寸法で、

動作寸法は、

座ったり、

しゃがんだり

手を上げたりなど

細かい動作までを

考えた寸法となります。



そういった寸法の基準を

参考にして、

イスの座面の高さや机の高さ、

家具だけでなく、

トイレや廊下、

などの空間の大きさや幅も、

使いやすく行動しやすいものとして

計画をしていきます。



ただし、

大人と子供、

男女の違い、

国の違いによって、

勿論「個人」の違いによって

異なってくるので、

可能な範囲内の、

ゆとりのある寸法の取り方をして、

対応をしていきます。



例えば、

先ほど述べたドアノブを例にすると、

一般的には90cm~100cmとなっていますが、

住宅等になると車イスの方、

小学校などの施設建築だと

児童が使いやすいように、

80cm~85cmの高さに

設定する事もあります。



生活をする上で欠かせない

建築物を使う上での動作に

違和感を感じさせることの無いように、

様々な寸法に気をつけて、

暮らしの空間は計画されています。



特に住宅に関しては

使う家族の様々日常生活に対して

価値観を共有した配慮を

緻密に練る事が大切。



日常的な暮らしのカタチ、

まずはそこを見直ところも

家造りには

大切な時間となります。



必要なモノゴトも含めて

間取り検討の際の

打ち合わせは丁寧に。

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やまぐち建築設計室 建築家 山口哲央

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